私はマイナンバーに期待したことと、現実（勝手に失業給付や生活保護が受けられたらいいのに）

 マイナンバー制度が導入された際、多くの国民が様々な期待や不安を抱きました。その一つが、行政手続きの簡素化です。「マイナンバーがあれば、面倒な書類提出や役所での待ち時間から解放されるのではないか」、「失業給付や生活保護の申請も、もっと簡単になるのではないか」と期待した方も多かったのではないでしょうか。

私自身も、マイナンバーによって行政サービスがよりスムーズに、そして迅速になることを期待していました。特に、生活に困窮した際に頼りとなるセーフティネットである失業給付や生活保護の申請が、マイナンバーによって自動的に行われるようになれば、どれほど助かるだろうか、と思っていました。

マイナンバー導入時の期待（予測）
現実はどうだったか？
今後の課題と期待

マイナンバー導入時の期待（予測）

申請手続きの自動化: マイナンバーと個人の所得情報などが紐づけられ、失業や収入減などの状況が自動的に把握される。これにより、失業給付や生活保護の受給資格がある場合、自動的に申請手続きが開始される。

迅速な給付: 手続きが自動化されることで、必要な給付金が迅速に支給される。これにより、生活困窮に陥るリスクを最小限に抑えられる。

公平性の確保: マイナンバーによって、本当に支援が必要な人に、適切な支援が行き渡るようになる。

現実はどうだったか？

しかし、現実は私の期待とは少し異なるものでした。

• 自動的な申請は行われない: 失業給付や生活保護の受給には、依然として自分自身で申請手続きを行う必要があります。
• 手続きは簡素化された？:確定申告は大幅に楽になりました。他は特に目立っていません。
• 生活保護の不正受給問題: マイナンバー制度によって、生活保護の不正受給が減ると期待されていましたが、完全に無くなったわけではありません。

  今後の課題と期待

  マイナンバー制度は、まだ未完成の制度です。もちろん、導入当初よりは改善されている点もありますが、国民の期待に完全に応えられているとは言えません。

  今後は、以下のような改善を期待したいです。

  1. 平等な支援: マイナンバーを活用して、生活困窮者を早期に発見し、必要な支援を平等に提供する仕組みになってほしい。
  2. 申請手続きの更なる簡素化: オンライン申請の推進や、添付書類の削減など、申請者側の負担を軽減する取り組みの強化してほしい。
  3. 情報連携の強化: 関係機関との情報連携を強化し、より迅速かつ正確な審査・給付体制のができるようになってほしい。

  マイナンバー制度がより、国民のための制度となるよう、今後の改善に期待したいと思います。